日帰り手術コラム
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日帰り手術コラム 投稿日 2025-06-10、最終更新日 2025-06-04
日帰りで腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術が可能な理由•••
ALOHA外科クリニックは、お陰さまで開院して5周年を迎えました。日々、日帰り手術という素晴らしい医療システムを研究しております。日帰り手術腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)で日帰り手術が可能となる主な理由は以下のように考えます。
- 低侵襲性:
- 開腹手術に比べて切開創が小さく、数カ所の小さな穴(通常5mm〜10mm程度)から手術器具を挿入するため、体への負担が少ないです。
- 筋肉や組織の損傷が少ないため、術後の痛みが軽減されます。
- 回復の早さ:
- 低侵襲性により、術後の回復が早く、早期に歩行や日常生活に戻ることができます。
- 麻酔からの覚醒も比較的早く、意識がはっきりしてから帰宅できます。
- 術後合併症のリスク低減:
- 感染症のリスクが低いとされています。
- 出血量も少ない傾向にあります。
- 麻酔技術の進歩:
- 短時間作用型の麻酔薬が開発され、手術終了後速やかに覚醒し、安全に帰宅できるような麻酔管理が可能になっています。
- 手術時間の短縮:
- 両側であっても、腹腔鏡下手術の習熟度が高い医師が行うことで、手術時間が比較的短く抑えられることがあります。
- 医療機関の体制:
- 日帰り手術専門のクリニックや、日帰り手術に特化した医療体制を整えている病院が増えています。術後の経過観察や緊急時の対応プロトコルが確立されているため、安心して日帰り手術を受けられます。
- 患者さまの理解と協力:
- 日帰り手術のメリット・デメリットを理解し、術後の自己管理ができる患者さまであることが前提となります。
これらの要因が複合的に作用することで、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)において日帰り手術が安全かつ効果的に実施可能となっています。ただし、患者さまの全身状態や合併症の有無によっては、日帰り手術が適用されない場合もあります。日帰り手術が困難な場合には、連携する医療機関で入院治療を受けていただけるよう、責任を持って紹介させていただきます。
ALOHA外科クリニックは、常に住み慣れた家で自分らしい暮らしを最期まで継続できるよう外科学を基盤に支援できるクリニックでありたいと考えております。
この記事の文責者
新谷 隆 NIIYA TAKASHI ALOHA外科クリニック院長
資格・所属
- 日本外科学会専門医
- 日本消化器外科学会専門医・指導医
- 日本内視鏡外科学会技術認定医(胆道)
- 日本ヘルニア学会会員
- 日本緩和医療学会会員
- 日本短期滞在外科手術研究会
- 「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会」修了
- NST研修修了 日本静脈経腸栄養学会
- 昭和大学消化器・一般外科兼任講師

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