現在の鼠径ヘルニアの最短手術日は 10月16日(水) です。

現在の胆のうの最短手術日は 12月中旬の予定です。

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日帰り手術の安全性

SURGICAL SAFETY

患者さまのニーズの中で
最も優先されるべき安全性の確保

いつの時代においても、患者さまが医療機関に求めるニーズには、「痛みや苦しみ、不安の解消」「早期の社会復帰」「安全な治療」が挙げられます。この時代、新たにコロナの感染症を恐れる方も多く居られます。
そして、病院でのプライバシーの確保の方法に疑問を持たれる方も増えています。この様な、患者様のニーズがある中で、ここでは「日帰り手術の安全」に対するお話をお伝えしていきます。

日帰り手術は、多くの患者さまのニーズに応える事ができる手術加療のシステムです。
そのため、多くの方が求められているもの現実です。
実は、日帰り手術の技術は米国をはじめとした海外で開発されました。
日本に上陸してから10年の時間の中で、「日帰り手術」という言葉が拡がりつつありますが、全ての安全性の問題がクリアとなっていないと唱える医療者も少なくありません。
しかし、適切な安全対策を用いて行えば、日帰り手術は患者さまに多くのメリットがあります。
ここで、当院で行っている日帰り手術の安全対策をご紹介いたします。

腹腔鏡手術で使用するモニター

日帰りでも安全性は変わりません

『日帰り手術を選んで良かった』当院ではそんな声をよく耳にします。
日帰り手術は安全です。それは厳密な安全管理基準があるからに他なりません。

日帰り手術の適応基準

日帰り手術の適応は『3時間以内の低侵襲手術』です。
当院では日帰り手術の適応を以下の基準で決めています。

基準を決めることで、安全性も高まると考えております。全身状態が良好な患者さんはもちろん日帰り手術が可能ですが、持病があっても適切にコントロールされていれば多くの場合可能です。

持病がある方や体調にご不安な点がある方は、まずはご相談ください。
また診察の結果、手術の難易度が高いと予測された場合は適応外となることもあります。
残念ながら当院での日帰り手術の適応外となった患者さまに対しては、適切な治療が受けられる医療機関での手術をご提案させていただきます。

日帰り手術の適応基準

日帰り手術を安全に進める3つの要因

患者的要因

術前経口摂取制限を遵守できる
問題となる既往症、合併症がない
糖尿病は厳密にコントロールされている
心電図異常がない
血液検査に大きな異常値なし
努力性肺活量に異常なし
胸部X線写真に異常なし
心臓超音波検査に異常なし

外科的要因

3時間以内(予測)の低侵襲手術
術中術後の出血、疼痛の管理が容易
術後に特別な処置、管理が必要でない

社会的要因

2時間以内で来院可能、または帰宅後緊急時に対応できる病院が近くにある
患者(未成年者では保護者)が日帰り手術の説明に納得し希望している
責任能力のある成人が手術当日帰宅時および帰宅後に付き添い可能である
帰宅後、緊急時の連絡手段(電話)がある

全身麻酔でも日帰りが可能です

近年は、腹腔鏡をはじめとした手術支援機器の改良、麻酔・手術手技の進歩に伴い、患者さまへの侵襲を小さくした、回復が早く痛みの少ない手術を提供することが可能となったことから、今まで入院が必要だった腹腔鏡手術でも、クリニックで入院せず日帰りで行う事が可能になりました。

全身麻酔でも日帰りが可能です
     

24時間受付中(完全予約制)

初診予約専用ダイアル

受付時間:9:00 - 17:00

電話をかける 03-3490-1170

その他お問合せ:03-3490-1002

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診療時間
9:00~12:00 訪問
診療
14:00~19:00
                                 
★:
第1/第3週:加藤博久医師(江東病院 外科専門医)による診察です
第2/第4週:中田亮輔医師(中田医院 外科専門医)による診察です

ALOHA外科クリニックにおける日帰り手術安全対策

手術を受けるということは、少なからずリスクもあります。誰が手術を行っても、誰が手術を受けてもリスクは、変わりません。リスクを避けることを工夫して、対策しているかどうかが重要になります。
ここでは、リスクについてお話を進まます。私達が患者さんのリスクを最小限に抑えることも詳細にお伝えしているので、ぜひ知っていただきたいです。

手術の難易度を的確に判断

明らかな出っ張りがある場合は、太ももの付け根(鼠径部)を診たり、触って確認をします。その際に、息んでお腹に力を入れていただき、ヘルニア内容が出てくるかどうかも確認させていただきます。また立位の後に臥位になっていただき、ヘルニアが戻る(還納)かどうか、「どこから」「何が」脱出しているのかを判断します。  一方で、診察時に明らかな出っ張りが確認されない時には診断がやや困難です。患者さん本人にお話を伺うことに加え、ALOHA外科クリニックでは術前にヘルニア条件CT検査を連携先病院で実施しております(原則全例で実施)。術前に「外鼠径ヘルニア」「内鼠径ヘルニア」「大腿ヘルニア」などの鑑別診断および右・左・両側なのかを診断するとともに、他の疾患(例えば腫瘍など)を鑑別するのに役立ちます。 CT検査を実施することで鼠径ヘルニアの種類を診断するとともに、嵌頓(腸や大網などが飛び出したまま元に戻らなくなった状態)や非還納性・還納性を判断し、手術の難易度を判断することで手術時間を推測し、日帰り手術の適応を判断します。ALOHA外科クリニックの日帰り手術適応は『3時間以内の低侵襲手術』です。

充分な術前検査の施行

手術の適応と判断した場合、血液検査(採血)・呼吸機能検査(息を思い切り吸ってから勢いよく吐き出す)・心電図検査を行います。これらは手術を安全に受けていただくために必要な術前検査です。また、クリニック内の歩行の仕方、姿勢、診察室に入ってきた時から術前評価は始まります。それ以外に、日常の労作に関わるエピソードを聴取します。手術には常に一定レベルのリスクを伴います。この点に関しては、日帰り手術・入院手術に変わりはありません。リスクの「除去」は簡単にできることではないので、リスク評価に基づいてさらに精密検査を要するかどうかを決定し軽減のために必要な対策を講じます。リスクの無い・または軽い患者さんを日帰り手術適応とします。一方で、リスクの高い患者に対しては適切な治療法、即ち、局所麻酔による鼠径部切開法手術や入院管理での手術を提案させていただきます。

麻酔科専門医による全身麻酔

全症例麻酔科専門医により全身麻酔を施行します。良好な覚醒を得るため全静脈麻酔(total intravenous anesthesia : TIVA)にて行います。術中の疼痛を抑え,無意識下で手術をします。気管挿管をせず声門上器具にて気道確保を行うことにより、歯牙損傷、口腔内出血のリスクを低下させます。鎮静薬として蓄積性が少ない短時間作用性のプロポフォール、レミマゾラム、鎮痛薬として超短時間作用性麻薬のレミフェンタニルを用いて安全性に配慮します。bispectral index(BIS)などの脳波解析による麻酔深度のモニタリングを術中継続的に行います。術後適切な鎮痛薬を使用し、バイタルサインの変動を記録します。

使用設備

  • Drager社製麻酔器
  • BIS-Indexモニター
  • 日本光電社製バイタルサインモニタ
  • シリンジポンプ:2台
麻酔科専門医による全身麻酔

最新機器の導入とチーム医療の徹底

手術は内視鏡技術認定医である院長が執刀いたしますが、手術の前にはスタッフ全員でタイムアウト(手術内容の確認と安全項目の再確認)を行い、チーム医療を徹底します。また手術中異変があれば速やかに情報を共有し、スタッフ全員で対処します。手術に用いる鏡視下ユニットはオリンパス社製の上位機種で、鮮明な画像が得られます。メッシュとタッカーはガイドラインに基づき適切に使用します。また災害・停電対策として国産の非常用ポータブル電源を備えています。感染対策として手術器具はマニュアルに沿って適切に洗浄・滅菌します。

使用設備

  • オリンパス社製腹腔鏡システム
  • 超音波凝固切開装置
  • ベルモント社製手術用ベッドシステム
  • 非常用ポータブル電源
  • ウオッシャーディスインフェクター
  • 高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)
  • ガス滅菌装置(他施設と提携)
最新機器の導入とチーム医療の徹底

明確な帰宅基準の設定と手厚いケア

手術終了後90-120分程度で帰宅となります。
当院では手術直後からAldreteスコア(※1)を評価指標に総合判断し、安全に早期離床を行っております。
病院では看護師が1対1で看護することが難しく、術後寝たきりになることが多いのが現状です。
活動や食事、環境、社会面で自由度が低く日常生活に戻るために最善とは言えません。
早期離床を目指すことで術後の無気肺や肺炎、低酸素血症、深部静脈血栓症や肺塞栓症等の合併症や廃用症候群の予防、せん妄予防 など多くのメリットがあると言われております。

帰宅までの過程はPADSSスコア(※2)を評価指標に総合判断し、飲水、歩行、排尿、軽食を召し上がっていただく等、日常生活に戻るための段階を踏んでいただいております。
全身麻酔をかけたその日に帰れるのかと心配していた方も手術後2時間前後にはしっかりした足取りで帰っていかれる方がほとんどです。
入院での術後ケアとの大きな違いは、初診時から治療が終わるまで担当の看護師が責任をもって看護します。

明確な帰宅基準の設定と手厚いケア

残念ながら,一般病院・大学病院での看護体制では鼠径部ヘルニア術後となると、他の患者を掛け持ちする看護師体制となり、ナースコールへの対応も順番となります。
回復室に戻ったら、歩行・水分摂取・服薬・経口摂取へと看護師の指導で回復過程を順々に辿ります。

※1 Aldreteスコア:鎮静回復評価スコアで状態を活動性、呼吸、循環、意識、酸素飽和度の5項目で評価する
※2 PADSSスコア:帰宅可能かを判断するスコア。バイタルサイン、活動性、悪心・嘔吐、術後痛、外科的 出血の5項目で評価する

腹腔鏡を採用した体に優しい手術である

麻酔科医を配置した安全な手術である

ドクターズファイル
患者の負担やライフスタイルに配慮した鼠経ヘルニアの日帰り手術
忙しい人ほど受けてほしい、腹腔鏡による鼠経ヘルニアの日帰り手術
     

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第1/第3週:加藤博久医師(江東病院 外科専門医)による診察です
第2/第4週:中田亮輔医師(中田医院 外科専門医)による診察です
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