「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」を紐解く
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「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」を紐解く 投稿日 2020-11-14、最終更新日 2023-04-07
ワーファリン服用中患者への鼠径ヘルニア修復術は安全に施行できるか?(CQ27-1 )
Answer
ワーファリン服用中患者では血腫をきたしやすい(エビデンスレベルⅢ)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」75頁より
解説
ワーファリン服用中の鼠径ヘルニア手術患者において継続群、他の抗血栓薬への変更軍では、中止群と比較して血腫をきたしやすい傾向にあったが、有意差は見られなかったPT-INRを指標とした報告では、PT-INR>3で血腫が有意に発生した。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」75頁より
【総合外科医の眼】
PT-INR<1.6までであれば通常TAPPを超音波凝固切開装置を用いて実施いたします。
それ以上のコントロールであれば
①入院してのヘパリン化
もしくは
②鼠径部切開法にて治療
もちろん 血腫の合併症は有りえますが、『血液サラサラ』のおくすりを休薬することで脳梗塞・心筋梗塞などの生命維持に関わる合併症を引き起こすことがあってはならないのです。
ALOHA外科クリニックでは 『血液サラサラ』のおくすりを休薬することはありません。
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