「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」を紐解く
blog
「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」を紐解く 投稿日 2020-11-14、最終更新日 2023-04-07
再発、慢性疼痛、感染以外の術後合併症は何があるか?(CQ22 )
Answer
男性不妊、周術期死亡率に関する検討が行われている(エビデンスレベルⅢ~Ⅳ)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」64頁より
解説
ヘルニア手術は多数の症例に行われ、術式も多岐にわたるため、さまざまな早期および晩期合併症が報告されている。
ヘルニア手術後の不妊率は0.7~4.7%であり、一般に認められる不妊率9~13%と比較して上昇は示されなかった。
Swedish Hernia Register、Danish Hernia Databaseより周術期死亡率が報告されているが、全手術症例で0.46%、緊急手術症例で2.9~8.6%の死亡率、女性、大腿ヘルニア、緊急手術、腸切除併施例で死亡例が上昇し、死亡例の多くは他疾患を合併しており、ヘルニアの診断が遅れていた。
NCD(National Clinical Database)を用いた本邦からの報告が待たれる。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」64頁より
カテゴリー
月間アーカイブ
診療時間 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00~12:00 | 訪問 診療 |
○ | ○ | ★ | ○ | ○ | 休 |
14:00~19:00 | ○ | 休 | ○ | ☆ | ○ | ○ | 休 |
★: | 第1/第3週:加藤博久医師(江東病院 外科専門医)による診察です 第2/第4週:中田亮輔医師(中田医院 外科専門医)による診察です |
☆: | 第2/第4週は当日の状況により受診いただけます 詳しくは予約システムかお電話で、ご確認をお願い致します |