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「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」を紐解く

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「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」を紐解く 投稿日 2020-11-14、最終更新日 2023-04-07

成人鼠径部ヘルニア修復術に対し形状記憶リングメッシュを用いた鼠径部切開前方到達法による腹膜前修復法は推奨できるか?(CQ13 )

Answer

推奨できる(推奨グレードC1)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」42頁より

解説

2006年にPelissierによって報告された比較的新しい術式である。

Direct Kugel法も類似。これらの術式は腹膜前腔の十分な剥離を必要とするため、鼠径部腹膜前腔の広範な剥離操作が行われている症例(根治的前立腺切除、腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術など)では適応外とすべきである。

※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」42頁より

【総合外科医の眼】

形状記憶リングメッシュを用いた鼠径部切開前方到達法という術式は皮膚切開創が小さい中で行うにはとても難しい術式です。この術式を習得するのは難しく、手術時間もかかります。この術式が得意な術者が行えば推奨できる術式である と言えるでしょう。


→腹膜前腔を小さな隙間から剥離するのであれば、腹腔鏡で拡大視しながら行う腹腔鏡下ヘルニア手術(TEP。TAPP)を好みます。

TEP:totally extraperitoneal repair
腹腔鏡を用いた腹膜前到達法による腹膜前修復法

TAPP:transabdominal preperitoneal repair
腹腔鏡を用いた腹腔内到達法による腹膜前修復法

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