日帰り手術コラム
blog
日帰り手術コラム 投稿日 2025-07-30、最終更新日 2025-07-30
腹腔鏡手術を受ける前に
ALOHA外科クリニックで鼠径ヘルニアの腹腔鏡手術を日帰りで受けるにあたり、いくつかの重要な注意点があります。
以下に主な注意点をまとめました。
1. 手術前の準備と確認
-
問診・検査: 事前の診察で、ヘルニアの状態、全身状態(持病の有無など)、麻酔のリスクなどを詳細に確認します。アレルギーやお飲みになっているお薬の情報提供をお願い致します。
-
食事・飲水の制限: 全身麻酔を安全に行うため、手術前の一定時間(通常は手術時間の6時間前)からは絶食、飲水も決められた時間までとなります。指示を厳守し、守れなかった場合は必ず申し出てください。
-
飲酒・喫煙の制限: 手術前日と当日は飲酒を控えましょう。血行が良くなり痛みや内出血の原因となることがあります。喫煙は傷の治りを遅らせ、合併症のリスクを高めるため、術後しばらくは控える事が望ましいです。
-
入浴: 手術前日または当日に必ず入浴し、体を清潔にしてから来院しましょう。
2. 手術当日
-
麻酔について: 全身麻酔で行われます。麻酔科医から説明がありますので、不安な点があれば遠慮なく質問しましょう。
-
滞在時間: 手術時間は平均1時間程度で、術後2時間程度回復室で休んだ後、帰宅となります。
-
痛み止め: 術後の痛みに備え、痛み止めが処方されます。痛みが強い場合は我慢せず適切に使用しましょう。
3. 退院後の過ごし方と注意点
-
食事: 帰宅後から食事制限はないことが多いですが、アルコールの摂取は手術当日と翌日は控えてください。
-
入浴・シャワー: 手術当日からシャワー浴は可能ですが、傷口を優しく扱い、浴槽につかるのは術後翌日以降、またはクリニックの指示に従いましょう。傷口に貼られた防水テープは剥がさずにそのままにしておくことが多いです。
-
運動・活動:
-
手術当日: 麻酔の影響が残るため、自宅でゆっくり過ごし、車の運転は絶対に避けましょう。
-
翌日~数日: デスクワークや家事など、体に負担の少ない活動は可能です。買い物程度の歩行も問題ありません。ただし、頻繁に立ち座りする作業や、自転車、長時間の立ち仕事は控えめにした方が良いでしょう。
-
数日~1週間程度: 軽い運動(ウォーキングなど)や中等度負荷の仕事は再開できる目安です。重いものを持つ、激しい運動をするなど、お腹や手術部位に強い負荷がかかる行為は避けましょう。
-
2週間以降: 腹筋運動を含むトレーニングや負荷の高いスポーツ、性行為も徐々に再開できる目安となります。
-
-
合併症の兆候: 以下の症状が出た場合は、すぐにクリニックに相談しましょう。
-
痛みが増強したり、新しい痛みが出たりする場合
-
傷口が腫れたり、赤くなったりする場合
-
発熱(感染の可能性)
-
出血・血腫: 手術部位に血液が溜まることがあります。
-
漿液腫: リンパ液などの体液が溜まり、しこりやこぶ状になることがあります。通常は自然に吸収されますが、稀に処置が必要な場合があります。
-
再発: 手術した部位が再びヘルニアになること。
-
神経痛: しびれや痛みが続く場合があります。
-
-
定期受診: 術後の経過観察のため、指示された時期に受診しましょう。ALOHA外科クリニックでは、術後1~4週間目安に来院し、術後半年、1年後には電話での経過チェックも行っています。
4. その他
-
付き添い: 日帰り手術の場合、麻酔の影響など考慮し、術後は付き添いの方と一緒に帰宅するのが望ましいです。事務長による、お送りも可能な場合がありますのでご相談ください。
-
不安なことは質問する: 疑問や不安な点があれば、遠慮なく医師や看護師に質問し、納得した上で手術に臨みましょう。
日帰り手術は身体への負担が少ないとされていますが、術後の安静や自己管理が非常に重要です。クリニックからの指示をよく聞き、無理のない範囲で日常生活に戻るように心がけてください。
カテゴリー
月間アーカイブ
診療時間 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00~12:00 | 訪問 診療 |
○ | ○ | ★ | ○ | ○ | 休 |
14:00~19:00 | ○ | 休 | ○ | ☆ | ○ | ○ | 休 |
★: | 第1/第3週:加藤博久医師(江東病院 外科専門医)による診察です 第2/第4週:中田亮輔医師(中田医院 外科専門医)による診察です |
☆: | 第2/第4週は当日の状況により受診いただけます 詳しくは予約システムかお電話で、ご確認をお願い致します |